【不動産の価格交渉】第三者意見から交渉材料を引き出す

第三者意見から引き出す 物件選定

こんにちは、ヤマトキです。

本日は価格交渉のテクニックの1つとして、
第三者からヒアリングした情報から価格交渉材料を引き出す方法についてご紹介します。

これまでの物件概要書の情報や現地調査で得た情報の説得力を増すために
第三者の意見をヒアリングして、価格交渉材料の強化を行います。
特に見積書などの実データがあるとかなりの説得力に繋がります。
自身が有利となる情報を盛り込んだ上で交渉材料を相手に提示するようにしましょう。

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リフォームの見積もり

内装や外装については、
価値向上には繋がらなくても原状回復のためには
このくらいの費用が必要という見積書を作ってもらいましょう

外装であれば

・鉄部のサビ
・塗装の剥がれ
・ヒビ(クラック)や雨漏り
・給水ポンプの不具合
・排水のつまり

など、そのままにしておくと入居者からのクレームに繋がるようなものを
リフォーム業者を呼んで修復にはどのくらいかかるかを見積もってもらいます。

リフォームの見積もりをとる際には
なるべく複数の会社に依頼し、相見積もりを取るようにしましょう
1社の場合ではリフォームの相場感がつかめないのと、
交渉材料に使うためにはその中で一番高い見積書を提出することで
価格交渉力を高めることができます。
※実際にリフォームを行う場合は一番安い業者を使うとよいでしょう

見積もりだけであればどこの業者も無料で行ってくれます。

部屋の中まで見積もりを取る場合は空室と部屋の鍵が必要になります。

この物件の購入を考えており、
リフォーム費用にどのくらいコストがかかるかわからず、怖くて買えないので
先行して見積もりをとらせていただきたいです。

と言えば、大抵の業者は了承してくれますので、
事前に相談してみると良いでしょう。

 

ただし、この方法にはデメリットもあります。

見積もりをもらうまでに時間がかかることです。

物件を見た当日に見積もりをその場で出してくれる業者はほとんどなく
早くても2~3日はかかるので人気物件でこの方法は使えません。

そう意味でも、1棟物件というよりは区分物件に向いている方法かもしれません。

近隣の空室率や家賃相場に関する意見

売り手や物件概要書に提示されている空室率や家賃相場について、
客観的な意見での空室率や家賃相場を提示し、
物件概要書に記載されている利回りは出せないため、
価格交渉につなげられるということです。

特に最近の物件は収益還元法による値付けが主なので、
前提としている家賃や空室率が少しずれるだけ、大幅に物件価格が変わりますので
値引き要求に正当性を持たせられます。

このあたりは
直接近隣の管理も行っている不動産業者に聞くと正しい情報をヒアリングしやすいです。

 

 

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