金融機関の物件評価「積算評価」「収益還元評価」とは

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こんにちは、ヤマトキです。

 

本日は前回の銀行融資審査の評価指標となる
物件評価について解説します。

 

金融機関によりますが、
物件評価の方法として大きく
1.積算評価
2.収益還元評価
の2つがあります。
1.積算評価
こちらは簡単に言うと、
土地と建物の現在の価格で融資額を計算します。

 

なぜこの評価を使うのか、、
万一、返済が滞る事態になった時に、
物件を競売にかければ
最低限、積算評価額の価格であれば
売れるという考え方が存在するからです。
ですから、この評価方法を扱う銀行は
積算評価額を上限とするケースが多いようです。
2.収益還元評価
こちらは簡単に言うと、
物件のストックとしての評価ではなく、
収益物件から生じるキャッシュフローを返済原資として評価します。

 

金融機関としては、
安定したキャッシュフローをもたらす物件であれば
返済が滞ることはないであろうと判断します。

 

つまりいくらまで貸したらキャッシュフローで安定した返済ができるかを
逆算して借り入れ金額の上限を決定するようです。
次回以降、各評価について詳しい計算方法を
事例とあわせて紹介したいと思います。

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