【不動産の価格交渉】売主事情から交渉材料を引き出す

売主事情から引き出す 物件選定

こんにちは、ヤマトキです。

本日は価格交渉のテクニックの1つとして、
売主の事情や情報から価格交渉材料を引き出す方法についてご紹介します。

相手の置かれている状況を知ることで、価格交渉を強気で行うか、弱気で行うかを選択できます。
弱気な売主に対して強気で交渉を仕掛けていくことで成功率をあげることができるのです。

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売り急ぎ状況

相手が売り急いでいればいるほど、そこの隙に入り込んで、
値引き相談を仕掛けられます。

逆にこちらがどうしても買いたいという姿勢を見せれば見せるほど
相手の立場が強くなりますので、価格交渉が仕掛けられそうな物件は
いつでも離脱できるような姿勢で価格交渉に臨むと良いでしょう。

相手が焦るまでしぶとく待つ

売り出し当初は売主もそのうち売れるだろうと強気であっても
半年ほど売れない状況が続くと相手が焦りを見せ始めるため
こちらが優勢となります。

最初に価格交渉がうまくいかず
一度離脱しても、引き続きその物件をウォッチして
定期的に不動産業者に連絡を取り、状況を伺うようにしましょう

売主が入居した状態で引き継ぎを約束する

売主自身が入居しているような物件が売りに出ている場合
金銭的に困っているケースが考えられます。

退去を迫っても売主は引越し費用が捻出できないこともあるため
期限を切って賃貸借契約に切り替えるなど柔軟な姿勢を示すことで
売主は融通を聞かせてくれたと気持ちに緩みが生まれ、
値段を下げてくれる可能性があります。

リフォーム費用込みか、抜きの売却か

物件の状態が悪い場合、
売主側でリフォームが行うつもりの場合と、
現状有姿での売却を行うつもりの2通りがあります。

後者の場合は、売主としてもとにかく手間とお金をかけることを嫌がりますので、
修繕が必要と主張し、その分の値下げをお願いすると
余計な手間をかけたくないため、値下げに応じてくれやすくなります。

家賃をしばらく取らせてあげる

オーナーチェンジ物件では、引き渡しを遅らせることで
その間の家賃収入を売主が取り続けることができます。

急ぎでの入手の必要がなければ
しばらく家賃を取らせてあげる代わりに
その金額分の値下げを要求することも可能です。

物件の備品を引き上げさせてあげる

物件に備わっている庭石や植栽など自分にとってはどうではいいものでも
売主にとっては重要な財産を手放すと考えているケースもあるため、
そういったものを売主側に残してあげることで値下げ交渉に応じてもらいやすくなります。

 

以上です。

交渉の相手と自身では重要と感じる価値観が異なるものです。
相手が何を重要と感じているのかをヒアリングし、自分にとってどうでもよい物を譲ることで価格に反映させることが可能となります。

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