任意売却の仕組みと取得時の注意点!

任意売却の仕組みと注意点 物件選定

こんにちは、ヤマトキです。

本日は任意売却物件をお得に手に入れることについて解説したいと思います。

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任意売却物件とは

何か売主側の金銭問題により
金融機関へのローン返済が出来なくなって滞納が始まり、
金融機関が返済不可と判断した場合
裁判所が運営しているオークションに
その物件を出す仕組みを「競売」と言います。

競売は強制売却となっており、いくつかデメリットがあります。

  • 1〜2年くらいの時間がかかる場合
  • いくらで売却できるかわからない(残債以上で売れるかわからない)

これは金融機関にしてみれば、時間がかかった挙句
残債以上で売れなければ回収ができません。

そんな状況を避けるために競売にかかる前に
専門の業者と金融機関、物件オーナーとで話をし
売却金額を設定して売却を実施すること

これを「任意売却」、略して「任売(にんばい)」と言われます。
もちろん競売より安くなってしまう可能性もありますが、
いつまでも待っていくらかわからないよりは
早めに不良債権を回収出来た方が金融機関もより良いと判断します。

売主からしても任意売却でも競売でも物件を手放すということは変わらないですが、
任意売却の場合、示談金が受け取れるというメリットがあります。

任意売却の買主側のメリットとデメリット

では、任意売却物件の買う側のメリット・デメリットをまとめます。

任意売却物件のメリット

非公開物件をいち早く買える

不動産ポータルサイトや、広告も出ないので、
非公開の状態で「川上物件」を手に入れることができます。

任意売却物件のデメリット

非公開情報のため詳細な情報が集めづらい

通常の売買であれば不動産業者を通して
売主や売却理由のことを聞いたら協力的に回答してくれる可能性がありますが、
任意売却では売主の顔が見えづらいので細かい情報は引き出しづらいのです。

借金で売却を余儀なくされた方なので、売却に協力的ではない可能性もある

任意売却も競売もそこまで価格的な違いは出しづらいため、
協力するだけ手間と考える方もいるようです。
また、精神的に病まれていて協力できる状況ではないということも多いようです。

任意売却物件は安いというイメージを使って高値で売ろうとする業者もいる

任意売却業者の場合、
買主の「安いのでは?」という勝手なイメージをいいことに
相場よりむしろ高値で売ろうとする業者もいるようですので注意が必要です。

物件に不具合があれば買主の自己負担になる

売主は経済的に破綻した方ですので、
なにか物件にトラブルが起きた時は売主に請求できず
買主側の負担になります。

区分所有であれば、
管理費や修繕積立金の滞納分も引き継いで払う必要があります。

 

以上のデメリットをしっかり理解した上で
購入するか検討すべきだと思います。

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