こんにちは、ヤマトキです。
本日は価格交渉のテクニックの1つとして、
自身の事情から価格交渉を行う際のポイントについてご紹介します。
基本的に価格交渉の材料と言えば、これまで紹介しました
・物件事情
・相手事情
が主ですが、買主である自分がここだけは譲れないというポイントは
上手に交渉することで価格交渉にも使えたりします。
ローン特約の金額や期間
ローン特約の期間は長ければ長いほど良いのですが、
売主も早めに売却したいので特約期間を一定期間で決めてしまうケースがほとんどです。
ですが、自身の融資に関するやんごとなき事情で
どうしても期間内で決めることができないこともあります。
そうなることが事前にわかっているのであればできる限り期間を長くできないかを調整するのです。
相手が交渉上手であれば
その分別の交渉材料を持ってくるかもしれませんが
それが譲歩できる部分であれば、そこを譲るというのも一つの方法です。
ローン特約の金額も頭金を少なくし、融資額を増やしてもらうことで、
購入を有利に進めることができます。
契約や決済の日取り
契約や決済の日取りは相手の状況によって変えていきます。
急いでいる場合は延ばすように調整する
延ばそうとしている相手には急がせる
という方法を取ります。
この方法のポイントは相手の状況において、
自身の状況として逆の選択しか取れないと主張するのです。
そこで自身が
「なんとか日程調整するようにするので、その代わりに…」
と交渉のきっかけになるのです。
思い切った交渉はできないですが、ちょっとしたお願いなら聞いてもらえます。
家賃一覧表、レントロール、家賃の振込み履歴
現在の入居者の家賃一覧表や、振込履歴などの書類を開示するように求めた時、
売主の事情で開示できないという主張をしてくる場合は
何かしらのリスクを抱えていると考え、値引きを主張します。
基本的に家賃一覧表やレントロールは
不動産業者からいただいたものは数ヶ月前の古いデータの可能性もあります。
必ず最新の情報をもらうようにしましょう

これはいつ時点のレントロールでしょうか?
と、聞いてみましょう
瑕疵担保期間
瑕疵担保は売主が不動産業者の場合は2年間がつきますが、
売主が個人の場合は瑕疵担保は0というケースが多いです。
ただ、一般的にはつかないケースが多いですが、
瑕疵担保がないと買えない事情があるということを主張することで、
半年、1年など短い期間でつけてくれたりします。
逆に自身が売主の場合はどんなに主張されても



普通は売主が個人の場合は瑕疵担保はつきません!
と、きっぱり断りましょう。
理不尽かもしれませんが、これが交渉です。
ここで重要なのは、相手の気分を害さずになるべく多く、無理のない主張を出した上で、徐々にそれを取り下げていくことです。
そして譲歩するたびに別の交渉材料を引き出していくのです。
コメント