銀行の融資審査に重要視される個人属性とは

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こんにちは、ヤマトキです。

 

銀行の融資には大きく
1.個人属性
2.物件評価
があり、この2つの評価により
融資金額が決定するケースがほとんどです。

 

このうち、「個人属性」について
詳細に説明したいと思います。

 

主な個人属性の要素は以下8つです。
1.個人識別情報
2.家族構成
3.職業
4.連帯保証人
5.信用情報
6.収入
7.金融資産
8.住居

 

1つずつ解説していきます。

 

1.個人識別情報
・氏名
・生年月日
・住所
・電話番号
などが該当します。

 

本人であることを証明するための情報です。
当然ですが、本人であることを証明できないと融資を引き出すことができません。
 
2.家族構成
・氏名
・続柄
・生年月日
・同居・別居
・生計を一つにしているか
・別居時の住所
などが該当します。

 

配偶者は有利と考えられ、たとえ働いていなくても労働力は2倍と見られます。
小さな子供がいる場合は今後の教育などの出費も加味されます。

 

3.職業
・会社名
・役職
・勤続年数
などが該当します。
職業により銀行側でランクを持っているので
そちらは別の記事で解説します。

 

4.連帯保証人
・賃借人との続柄
・属性
などが該当します
万一の時の法定相続人の確保のため、
結婚している場合は配偶者が連帯保証人として求められるケースがあります。

 

5.信用情報
・他での借り入れ状況
・残債
・返済状況
・返済遅延の有無
などが該当します。

 

不動産収入などを覗き、自己資金からの返済が必要な負債はマイナスとして見られます。
車や持ち家も該当します。
さらに返済の遅延などがあると、信用のない人と見られてしまいます。
返済の遅延とは会社にもよりますが1ヶ月程度経ってしまうと
信用情報に載ってしまうようです。

 

6.収入
・直近3年間の年収額

 

ここは当然ですが、収入の多く、安定している方が有利です。
7.金融資産
・不動産投資の自己資金
・預金状況
・手持ちの不動産物件
・株・FX等の紙資産
・保険
などが該当します。

 

金融資産をたくさん持っている=返済の滞るリスクが小さいと判断され
融資額も多めに引き出すことが可能です。

 

8.住居
・持ち家か賃貸か

 

ローンが残っている持ち家は負債と判断されますが、
信金や地銀によってはエリア内ですでに借り入れがあると
プラスと判断される場合があるようです。

 

以上です。
金融機関はあらゆる視点で個人属性を評価しています。
できる限り多くの融資を引き出せるように属性を高めていくことが重要となります。

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