新築ワンルームの罠 第2回

物件選定 物件選定
こんにちは、ヤマトキです。
前回に引き続き私がオススメしない
新築のワンルームへの投資についての解説第2回です。
本日は新築販売業者の売却手口について解説します。
新築物件を販売する業者は何を訴求ポイントとしてオススメしてくるのか
主には以下の3点です。
1.節税対策になります!
不動産投資の節税には大きく2つあります。
 ・減価償却による節税
 ・経費による節税

 

「減価償却による節税」は新築物件は節税効果が実はとても薄いのです。
新築物件購入時はRCであれば47年です。
建物部分の額を47年かけて償却するので
年間では数十万円にしかならず節税はほとんどできないのです。
対して、中古の場合は減価償却期間が短いため1年の節税効果が高いのです。

 

「経費による節税」は新築に限った話ではありません。
中古でももちろん不動産投資に使った経費は計上できますので
新築物件である必要は全くないのです。

 

2.生命保険代わりになります!
物件の団体信用生命保険によって生命保険の代わりになります。という言葉ですが、
これも新築に限った話ではありませんし、
新築は月々のキャッシュフローがマイナスになるにも関わらず、
万が一の時にローンがなくなるとしても物件価格が0円になるだけなので、
ローン返済が進んでいけばほとんどメリットがなくなっていきます。

 

3.年金代わりになります!
新築物件は月々のキャッシュフローがマイナスなので
例えば毎月1万円払えば、30年後のローン期間が終わった時に
物件がそのまま手に入ります。

 

こんな事を言ってきます。
では30年後なんて物件の価格や家賃相場がどうなるのかもわかったもんじゃありません。
増してや中古物件などキャッシュフローをプラスにして運用しているので
新築である必要が全くないのです。
では、なぜ新築業者がうまいことばかり言ってオススメしてくるのか
もちろん本当に儲けのために悪気があってオススメしてくる人もいるかもしれませんが、
ほとんどの人は本当に良い投資だと思ってオススメしてきます

 

そこに悪意は全くなく、
本気で顧客の将来を豊かにできると思ってオススメしてきます。
そういった業者が不勉強なことはそもそも問題ではありますが
そのような状況に陥らないように投資家当人がしっかりと知識をつけておくことが重要になります。

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